富士に梅・桜  

2019年4月1日(月)~5月13日(月)

 

展示作品

1 桜下美人之図  伊藤小坡   絹本着色 軸装  130×42cm

2 丘の上     堂本印象   絹本着色 軸装  70×86cm

3 富嶽      竹内栖鳳   紙本着色 軸装  84×92cm

4 芦ノ湖     池田遥邨   絹本着色 軸装  43×39cm

5 山海図絵    不染鉄      紙本着色 額装  186×210cm

6 霊峰      横山大観   絹本淡彩 軸装  67×84cm

7 富嶽      竹内栖鳳   絹本着色 軸装  47×52cm

8 富士            青木大乗   絹本着色 額装  51×42cm    

9 花下蹴鞠之図  尾形光琳   紙本着色 六曲一双    70×86cm

10 暁に薫る    西山翠嶂   紙本着色 軸装  143×57cm

11 十三詣りの装い 伊藤小坡   絹本着色 屏風  170×168cm

12 春宵帰漁    橋本関雪   紙本着色 軸装  43×52cm

13 春光蕩々    堂本印象   絹本着色 軸装  76×84cm

14 梅日和     西村五雲   絹本着色 軸装  159×51cm

 

1.桜下美人之図

 

伊藤小坡(いとうしょうは)

明治10年~昭和43年(1877~1968)

 

絹本着色  軸装

130×42cm  制作年不詳

2.丘の上

 

堂本印象(どうもといんしょう)

明治24~昭和50年(1891~1975)

 

絹本着色 軸装

70×86cm 制作年不詳

3.富嶽

 

竹内栖鳳(たけうちせいほう)

元治元年~昭和17年(1864-1942)

 

絹本着色 軸装

84×92cm 1936(S11)年作

4.芦ノ湖

 

池田遥邨(いけだようそん)

明治28年~昭和63年(1895~1988)

 

絹本着色  軸装

43×39cm 制作年不詳

5.山海図絵(伊豆の追憶)

 

不染鉄(ふせんてつ)

明治24年~昭和51年(1891~1976)

 

紙本着色 額装

186×210cm 1925(T14)年作

 

 

不染鉄の「山海図絵(伊豆の追憶)」です。この絵は近年、美術関係者から注目を集めている作品です。白く冠雪した富士山が伊豆の村々を見つめるかのように描かれています。不染鉄は大正12年伊豆地方に移り住み3年間漁師をしながら滞在しました。大島の海岸から伊豆方面を描いたデッサンを元にこの「伊豆の追憶」は描かれました。大画面に民家、汽車、舟、魚などが細部まで描き込まれて、克明に描写されています。

漁師として暮らした伊豆大島の村落と海。不染鉄は人生の中で出会った風景を生涯くり返し描きました。不染鉄にとって伊豆大島は生涯何度も立ち返る絵の故郷だったのです。

不染鉄は明治24年に東京で生まれて大正から昭和にかけて活躍した日本画家です。大正8年(1919)、京都美術絵画専門学校に入学し主席で卒業しています。戦後、奈良に移り住み高校の先生をし、奈良の美術展に出品するなど奈良を中心に活動しました。昭和51年に85歳で亡くなりました。不染鉄と同時期に活躍した日本画家に堂本印象(1891年生)、金島桂華(1892年生)らがいます。

 

画家仲間のなかでも不染鉄と仲が良かった上村松篁は、晩年、不染鉄ことを以下のように書き記しています。

 

不染さんはたいそう聡明な人で正義感が強い人でもあった。

世の中の表裏を知っているので、人を見抜く眼力があった。

唯一の欠点はなまけものであるということである。

不染さんは私の生涯に最も大きな影響を与えた得難い親友であった。 

 

晩年の不染鉄。後半生は奈良に拠点を置いた。 

6.霊峰

 

横山大観(よこやまたいかん)

明治元年~昭和33年(1868~1958)

 

絹本着色 軸装

67×84cm 制作年不詳

7.富嶽

 

竹内栖鳳(たけうちせいほう)

元治元年~昭和17年(1864-1942)

 

絹本着色 軸装

47×52cm 制作年不詳

8.富士

 

青木大乗(あおきだいじょう)

明治24~昭和54年(1891~1979)

 

絹本着色 額装

51×42cm 1960(S35)年作

9.花下蹴鞠之図

 

尾形光琳(おがたこうりん)

万治元年~享保元年(1658~1716)

 

紙本着色 屏風

制作年不詳 

10.暁に薫る

 

西山翠嶂(にしやますいしょう)

明治12年~昭和33年 (1879~1958)

 

紙本着色 軸装

143×57cm 制作年不詳

11.十三詣りの装い

 

伊藤小坡(いとうしょうは)

明治10年~昭和43年(1877~1968)

 

絹本着色 屏風 

昭和11年(1936)作

12.春宵帰漁

 

橋本関雪(はしもとかんせつ)

明治16年~昭和20年(1883~1945)

 

紙本着色 軸装

43×52cm 制作年不詳

13.春光蕩々

 

堂本印象(どうもといんしょう)

明治24~昭和50年(1891~1975)

 

絹本着色 軸装

70×84cm 制作年不詳

14.梅日和

 

西村五雲(にしむらごうん)

明治10~昭和13年(1877~1938)

 

絹本着色 軸装 

129×51cm 1937(S12)年作

スポット展示コーナー

 

「小野寺武さんの全日本アートサロン絵画大賞入選作など」

 

2019年度の木下美術館における最初のスポット展示は、比叡平2丁目にお住いの小野寺武さんの絵画です。

小野寺さんは多趣味な方で、絵画を始める前は写真で世界的なコンペティションに参加しておられました。骨董の収集やカラオケなども楽しんでおられます。

小野寺さんが絵画を始めたのは、平成25年5月、この春でほぼ6年となります。小野寺さんはこの6年間で、全日本アートサロン絵画大賞に4度入選しており、今回の展示では、3つの入選作を紹介していただきます。

 

小野寺さんが普段よく描くのは、画集の模写や写真集の女性。初めは色鉛筆で描いていたのですが、なかなか女性の肌色がうまく出せず、試しに家にあった化粧品で描いてみると大成功でした。今では、コスメアートと呼んで、色々な作品に化粧品を取り入れています。化粧品がかもし出すやさしく、淡い色合い、小野寺さんの描く美の世界をぜひお楽しみください。

 

 

ノイシュヴァンシュタイン城 (全日本アートサロン絵画大賞展 入選作)
ノイシュヴァンシュタイン城 (全日本アートサロン絵画大賞展 入選作)
モンサンミシェル  (全日本アートサロン絵画大賞 入選作)
モンサンミシェル  (全日本アートサロン絵画大賞 入選作)
比良山から琵琶湖大橋
比良山から琵琶湖大橋
柿のある田舎
柿のある田舎
川端龍子「金閣寺炎上」の模写
川端龍子「金閣寺炎上」の模写

展示風景

美術品との敷居を低くすることをコンセプトに、作品と観覧者の間にガラスなどの遮蔽物をもうけない展示を行っております。

また、ゆっくりとくつろぎながら美術関連の書籍を見て無料のコーヒー等を楽しめるコーナーも用意しております。

 

 

木下美術館

520-0016 

滋賀県大津市比叡平2-28-21

TEL:077-575-1148

 

2019年度の絵画教室の参加申込を受け付けております。

詳しくは、メールもしくはお問い合わせフォームまたはお電話にてご連絡をいただきますようお願い申し上げます。